苦しみをPRに変える
今悩んでいることや苦しんでいることあると思います。今を生きるのが辛くて、逃げたくなることもあると思います。
自分のものさしや価値観で社会は回っていないこともわかっています。いま努力していることも本当に成功に向かっているとは限らないこともわかっている。
だから、そんな時こそ「わたし」を誰かに見つけてもらうんです。光を放ち輝き出している「わたし」を気づかせるんです。
「日本一売上の低い居酒屋」から「日本一の売上の居酒屋
出勤すると広い駐車場に100匹ほどのカラスが群がっていた。なにやら突いている様子。よく見てみると生ゴミが駐車場に散乱している。開店前のお店がゴミ捨て場になっていたのだ。
すぐにピンときた。近隣の住民だ。
以前からそのお店は、近隣の人から嫌われていたお店だった。嫌がらせの電話は毎日、深夜帯にはやんちゃなお兄さんが暴言を吐きにやってくる。そんなお店だった。
原因は、明らかでした。スタッフは、お店のお酒や食べ物を食べながら営業していた。お客様には、量を誤魔化したお酒や料理を提供する。
それは嫌われる。本来であれば、嫌いなお店には『行かない』という選択肢を取ると思います。でも嫌がらせをする行動心理は、どんなものなのだろう。
仕返ししないとおさまらない人
- 被害妄想が激しい
- プライドを傷つけられた
- ストレスの捌け口を探っている
この中でお客様が仕返しをするケースの心理を考えると、全てでありその中でも「被害妄想」が大きな理由になっていると思います。
その理由は、サービスとは想像の中でのおもてなしを含んでいるからです。お店のスタッフは、本来お客様に喜んでもらうために、日々ロープレや商品知識や調理を学んでおりお客様に喜んでいただくために努力している、と思い込んでいるからだ。
それがどう見ても努力していないし、お客様をナメていると思ってしまう。
『わたし達に聞こえないように、悪口を言っているんじゃないか?』
「さっきから笑われてる」などと思ってしまったら被害妄想は止まらなくなる。
諦めることを覚えたのはあの時のパパの言葉だよ。
日本一に向けたマインドセット
「日本一嫌われていたお店」がやっていたことを止めればいい。非常に簡単だった。失敗を目の当たりにすることはなかなかない機会だったので、チャンスでした。
スタッフに意識させたことは、嫌われた理由を理解すること。
被害妄想の反対をすること!これが一番の逆転の方法。
「努力を表現する、見せつける。」
お客様の生活の時間をハックすることです。例えば、違うお店に行った時に会話に出てきてしまうスタッフ。家でご飯を食べているときに、会話に出てくるスタッフ。お腹が空いたら浮かぶスタッフの顔。
来店するといつもアップデートされていたら、どうでしょうか。
「この子、どれほど努力してるんだ?」なんて思ってくれたらファンになっていますよね。そうなんです、本来は想像とはサービスになるんです。
この男はヒーローか悪魔か決めてください。
努力は、見せるもの
努力は見せずに陰でするものと教わってきましたが、それは違うと思います。努力は、見せつけるもの。人は、成功者に魅了されます。金メダリストは注目の的ですが、本当に心を動かされているのは、努力を見てきた人たちです。たった一つの成功にこだわるのではなく、毎日の一歩一歩の前進に人は心を動かされる。
人生は順風満帆ではないです。失敗や成功、後悔や懺悔を繰り返します。それでも前に進むことをあなたの大切な人は見ています。いつか終わる人生は、誰かを動かすものだったら本当に素敵だと思います。
今日も努力は、見せる。昨日よりも前に進むことで魅了していきましょう。
今回の作品はこちらです。
この場所で咲き続ける
いつか誰かの心を
動かすまで。あなたはあなたのままでいい。