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人生を終わらせたが、今も生きてる。

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人生を終わらせたが、いまも生きている。

他の人から見れば順風満帆な人生かもしれないが、実は2回目の人生を送っている。

幼い頃の夢『自分のお店を出すこと』を叶え、たくさんの人に囲まれ笑って過ごすこと。

この夢は、もう叶えた。

叶えただけだった。

夢は諦めなければ叶う!これは嘘じゃない。夢に向かっていれば必ず叶うよ。

じゃあ幸せじゃない?

夢を掴んだ、その手に残るもの

自分の大好きなブランドの服だけを集めたアパレルのお店、18坪の日当たりがいい、理想的なお店だった。オープンから毎日たくさんのお客様がみられて、売り上げも申し分もなかった。信頼できる仲間と毎日笑いながら仕事している充実感。365日休みなく働いていても疲れを感じないほどだったから、自分の周りで何が起きてるかずっと気づかなかった。

わずか6ヶ月で黒字になり、銀行から2店舗目の出店の話を持ちかけられた時に我に返ったのだ。

誰もいない。

親友も友達も誰もいなかった。

その時は、死に物狂いで働いているのだから「仕方ない」って思ってた。お金があればいくらでも取り返しがつくって本気で思ってた。

2店舗目の融資が進むにあたり、銀行の担当者からこんなことを言われた。

「誰かお知り合いの中で、店舗責任者に任せてみてはいかがですか?」

この言葉で、我に返った。というより夢が覚めた。

我慢していた想いが、プツンと切れてしまった。

大事なものが何なのか、何のために生きてるのか。

そう思ってからすべてが崩れていった、あっという間だった。2ヶ月後お店は閉店した。

夢はお店を出すこと、それ以上でもそれ以下でもなかった。幼稚な夢は、たくさんの人を傷付けたかもしれない。

あまりにも大きな代償だった。

からっぽになった心

全てを失い、お店の在庫を抱えたまま帰宅しようとして時、いつも通る道が工事中で通行止めだった為、遠回りして帰ることになった。いつもと違う景色に気持ちがソワソワしてしまい、帰宅せずに海に向かってしまった。

深夜2時の海辺についた。波際ギリギリまで車を寄せ、エンジンを切り波の音を聞いていた。暗闇の中で波の音が恐怖心を増していく。

無意識のまま20分ほど経つと、このまま前に進んでみようかなと思った。

自殺したいとは思ってはいなかったと思うが、楽になれるとは思っていたに違いない。

ブレーキから足を話すと、ちょっとずつちょっとずつ前に進んでいく。視界の半分が海になり、車体のバランスが崩れていく。本当にこのまま終わるのだと思った時

ケータイのバイブが鳴る。

親友からの電話、お店をオープンしてから疎遠になってしまった親友からの電話。不思議とすぐに通話ボタンを押していた。

「お店お疲れ様、打ち上げやるぞ。」

今までと変わらない、ありきたりな会話が嬉しかった。その電話で自分は笑っていた。

急いでエンジンを付けバックし、親友の元に向かった。もしあの時、電話が1分でも遅れていたらこの世にいなかったかもしれない。

鬱と診断されたわたしが、光を見つけるまで。

笑えることは生きること

私たちは、生きている中で悲しくなったり悔しくなった時に涙することがあります。泣いている時に「生きてる」って感じることは少ないと思うんです。

痛みや悲しさを乗り越えた時に、「笑える」時に生きてるって感じるんです。

毎日が楽しいことばかりじゃないし、きっとほとんどが辛いことかもしれない。だけど誰かと一緒に笑えることに幸せを感じ、辛いことなんて一瞬で吹っ飛ぶんですよね。

だから今笑えることに、感謝してください。一人では幸せは感じれないはずですから。

そして、大切な人は、絶対に失わないでください。

笑顔になれる理由は、何?笑顔の方程式の話

夢は応援されるもの

夢は、関わる人を巻き込むものです。一人じゃ叶えられないから、応援されるものでなければなりません。関わる全ての人に勇気や生きる力を与えるために「夢」はあると思います。

夢は、叶うではなく、叶えてもらうもの。叶え方が何より大事だってこと忘れちゃいけない。

そして夢を叶えた時、どれだけの人が喜んでくれるかが人生を豊かにしてくれるはずです。

今は、夢は素晴らしいと胸を張って言える。

スティーブ・ジョブズの名言から想う明日の生き方

今回の作品はこちら

一つ一つの痛みも
幸せの糧となり
いつかあなたとの花を咲かせたい
太陽に向かって咲く
花のように。

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この記事を書いた人

筆文字アーティストTakanoriKawasakiです。
SNSフォロワー6万人。月間PV50万達成。
今日が幸せに、明日が楽しくなる作品をお届けします。