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17歳の決意と生き方。ADHDと私の物語。

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一人でも生きていける強さを持ってみたい

 

一人で生きていきたい、そう話してくれたのは17歳の女子高校生。ADHDの診断を受けた彼女が弱さを理解し、強く生きようと決めた記事です。

ADHDとは

注意欠陥・多動性障(ADHD)は発達障害の一種の病気です。特徴的な症状として、年齢に見合わない失敗や不注意さ、好きなこと以外に対する集中力がなくほとんど関心や興味を示さない「多動性」、思い付いたことをよく考えずに即座に行動に移してしまう「衝動性」が見られます。

その場に応じて精神的なコントロールすることが苦手なため、さまざまな症状や失敗が他の人と比べて目立ちやすくなります。そのために、職場や家庭での日常生活に支障をきたす場合もあります。

ADHDの特性を活かす

ADHDは最近、世間に知られるにつれ、好きで得意な分野や特殊な分野での集中力が優れていることが認知されています。ADHDの多くの人は独自の視点や考え、豊かな発想力を持つことで才能を活かし、衝動的な行動も発想力とつながっているケースが多いために、社会で活躍している人も多く見られています。

主な症状は?

ADHDの症状を具体的に見ていきましょう。

期限を守れない

日々の宿題や長期休暇の課題、会社では重要な書類の提出期限を守れず「仕事ができない人」「一般常識がない人」というイメージを持たれてしまう。

 

物事を順序立てたり、遂行できない。

一つの物事に集中できないことが多い。例えば宿題中にテレビやゲームに気を取られて集中できなかったり、大人では複数の仕事が来ると計画を立てられずに、仕事がたまって行ってしまう。

必要なものを失くし、忘れ物が多い。

学校に持っていくものを忘れてしまったり、親に渡すものを忘れてしまう。大人では、トイレットペーパーや歯磨き粉などの日用品の購入を忘れてしまったり、約束事を忘れてしまう。しかし、現在ではスマホの普及によりリマインドやメモを活用して対策はできている。

じっとして座っていられない

一つのことに集中することが難しく、その場にじっとしていられない。集中力が持続しないために、周りの情報収集を行い他に興味を移してしまう。

喋りすぎることが多い

思ったことをすぐに口にしてしまったり、相手の話を遮って話し始めてしまう傾向がある。

思い立ったらすぐに購入してしまう

欲しい!と思ったら後先考えずに、思いのまま買ってしまう。地震の欲求をコントロールできな苦なってしまう。

すぐにイライラしてしまう

思い通りにならなかったり、欲求が満たされなかったりするとすぐにイライラしてしまい大声を出したり、物に当たったりしてしまう。

もしかしてADHD?

これらの症状にあてはまる人は意外と多いと思います。それほど身近に感じられるのがこのADHD。まずは理解することから初めてみましょう。そしてあなた自身だけではなく、近くにいる大切な人がADHDになったときに理解して接することが出来るようにしましょう。

ADHDのある人との5つの接し方は

忘れ物や失敗が多いことから指摘を受けるシーンが多く、自分に自信が持てずに仕事や私生活に支障をきたしてしまうこともあります。そんなADHDのある人と接する際の注意すべきことを理解していきましょう。

 

強みに目を向ける

自分の好きなことに関して途轍もない集中力を発揮する方が多くいます。その強みを発見しサポートすることが、揺るがない自信につながっていきます。

できないことよりもできることに着目する

できないことにフォーカスされてしまいますが、できないことばかり指摘されてしまうと自信を失ってしまいます。できることを見つけ出し「できたね!」と肯定的なフィードバックをすることで地震につながり、もっと頑張りたいという欲求が出てきます。

失敗しないための声かけ

衝動的に行動する人、言葉を発してしまう人には、あらかじめ想定しておきましょう。事前に周辺環境を把握したりSNSなどでの発言を把握しておきましょう。

 

メリハリをつけた行動予定

動ける時間とじっとする時間をしっかりと分けたスケジュールを組んでもらう。課題の途中に小休憩を入れたり、行動を起こす動機をしっかりと与えることが必要です。

一緒に対策を考える

失敗してしまう場面やじっとしていられない状況を把握し、一緒に対策を考えていく。事前の準備で失敗を避けられるなどの成功体験を積むことで、自信が付くため自分の特性を理解させることが大切です。

17歳で決意した新しい人生

ADHDの診断を受けて家族と話し合い、自分の特性を理解することを頑張ってみた。他の人と違うことが辛くて学校に行くことが出来なかった。

不登校は、3週間に及んだ。先生や周りの大人から言われる言葉は、どれも彼女を責める言葉だった。

「早く学校に出てきなさい」

「あと一年で卒業なんだから頑張りなさい」

「逃げてばかりじゃ強くなれないよ」

この言葉は、決して悪気がある言葉ではないと思いますが彼女を追い詰めるこくな言葉です。

誰かと比べて「あなたはこうあるべき」と言ってしまうことは、彼女の生き方を否定することになってしまうのです。

そう、彼女は誰かと比較されたり、なんのためにその言葉を使っているかを理解できてしまうのです。ADHDを受け入れ生きていくと決意したのは、周りの大人から脱却したことがきっかけです。

不登校から3週間後に再び学校に向かった彼女は、友人にもADHDを打ち明ける。驚く友人がほとんどでしたが、一人のクラスメイトが深く理解をしてくれた。

その子は、妹がADHDであり家族で向き合っている状況であった。

その日以来、常に一緒に行動するようになり「親友」ができたのです。

親友との出会いと運命との出会い

親友との毎日は、心から笑える日々だった。そんな親友はあるアーティストが好きだった。そのアーティストは自身も高機能自閉症(ASD)と認める【米津玄師】だ。

米津玄師とASD

《僕はずっと普通の人になりたかったんですよ、子供の頃から。普通ではないっていう感覚によって苦しい思いをしてきた自覚もあって》

20際のころ、人とコミュニケーションがうまく取れないことに疑問を感じて病院を訪れたところ「高機能自閉症」と診断された。コミュニケーション能力に乏しかったり、こだわりが強いといったことが特徴の病気なので、当時クラスメイトに馴染めていなかったようです。

人とは違う自分をコンプレックスに感じ、いわゆる「普通」にできないということに悶々としていたところに、音楽に出会いことになる。

「スピッツ」や「BUMP OF CHICKEN」のバンドに憧れ、仲の良かった友人とバンドを組むことになるが、バンド仲間に自分がやりたいことをうまく伝えられずに自然消滅の形で解散する。

音楽の道は諦めずに、自身で作詞作曲をし動画配信の「ニコニコ動画」で曲を配信することになった。

それからの活躍は、ご存知の通りです。

ASDと診断され、「普通」になりたいともがいた青年が出会った音楽で人生を変えたことは、ADHDで悩んで苦しんでいる人にとっては、【救世主】なのです。

人生が変わった一日

米津玄師の音楽に出逢い、彼女の人生に血が通い始めた。家族に曲を聴いてもらい、ライブに連れて行ってもらった。ある大きな決意をすることになる。

「音楽やりたい」

初めて家族に自分のやりたいとを話した。家族は驚いた様子だったが

「全力で応援するよ!」

そう言ってくれた家族の言葉に涙が止まらなかった。

周りと違うことで批判されたり、普通になりなさいと言われ続けた人生で初めて理解してくれる大きなすごく大きな言葉だった。

彼女が好きな米津玄師の曲「ピースサイン」は家族の心を支えるテーマソングになった。



18歳、羽ばたくとき

高校を卒業し、親友と音楽活動している。音楽を通じて心の声だったり、普通じゃなくてもいいんだよっていう想いを言葉にしている。

ここで活動内容を発表したかったが、本人から「納得できる曲ができたら発表したいです!」とメッセージをいただきましたので、楽しみに待ちたいと思います。

ADHD、ASDはまだまだ理解されていないのが現状です。周りの私たちが理解し向き合うことで、人生が変わるとしたらすごく素敵なことですよね。

また、誰にでもうちに潜んでいる病かもしれません。でもそれは、誰かを強く想う特別なものかもしれません。

いろんな人がいていい、普通じゃなくても誰もが生きやすく、思っている事を表現し、言語化できる当たり前の生活になればいいなと思います。

彼女のように今までの不安が解消され、『居場所』を見つけた時、きっとその子にしかない

特別な存在になるはずです。

今回の作品はこちらです。

「欠点」

欠けているものではなく、欠かせないもの

前に進むための欠かせない大切なもの。

人には欠けているものはたくさんある。でもそれ以上に生きていく上で欠かせないものの方がたくさんある。前に進むために欠かせない大切なものは、きっと足元にたくさん溢れている事でしょう。



[author_box label=この記事を書いた人]

 

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この記事を書いた人

筆文字アーティストTakanoriKawasakiです。
SNSフォロワー6万人。月間PV50万達成。
今日が幸せに、明日が楽しくなる作品をお届けします。