言葉は武器か盾か
言葉は、想いを伝える時に使うもの。表現の一つ。これまでの人生で傷ついたり、救われたり、笑顔になったり、幸せになったり、言葉によって変わってきた。
言葉は武器だと感じた日は、二度と忘れない傷を負った。そうです、言葉の暴力。身体的には傷はないのだが心には大きな傷を残すことになる。
言葉の暴力
実際に私が社会人一年目の時に受けた言葉の暴力は
「早く死んでくれねぇか」
「生きてる価値あるのかよ」
「給料返してくれよ!お前は泥棒だよ」
「お前には逃げる選択肢はないぞ。」
どうですか、酷すぎますよね。士気を上げるために言っている言葉と後に理解できるのだが、暴力でしかない。このような言葉の暴力を受けた社員が良いパフォーマンスをするはずがありません。
この時も「悪気はない」「言いたくて言っているわけではない」と弁明していたが、だからと言って決して許してはいけない言葉です。
このような言葉の暴力によって精神的に追い詰められうつ病や精神疾患になる場合が多いです。
被害者が精神的に追い詰められると、「精神疾患」を招くおそれがあります。モラハラが原因で起こりうる代表的な精神疾患は、「ストレス性機能障害」「抑うつ」「心身症」「心的外傷後ストレス障害」などです。また、モラハラの被害を受けていた期間の長さとストレスの強さによって、精神状態が変わってくることがあります。精神状態の推移としては、まず「自己嫌悪」、次に「感覚異常」が引き起こされるケースが多くみられます。精神疾患を理由に、休職や退職などにつながるケースもみられます。
万が一このように言葉の暴力を受けた場合は、勇気を出して相談してみてください!
みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)
差別や虐待,パワーハラスメントなど,様々な人権問題についての相談を受け付ける相談電話です。電話は,おかけになった場所の最寄りの法務局・地方法務局につながります。相談は,法務局職員又は人権擁護委員がお受けします。秘密は厳守します。
また,法務局・地方法務局及びその支局では,窓口において,面接による相談も受け付けています(インターネットでも相談を受け付けています。詳細はこちらをご覧ください。)。
○受付時間 平日午前8時30分から午後5時15分まで
みんなの人権110番 0570-003-110
少しの勇気を持って
言葉の暴力を受けて社会復帰した私は、ある一人の言葉によって救われました。パワハラ・モラハラを受けていた会社を辞めてから2ヶ月ほど、うつ状態でした。
伸ばしたままだった髪を切りに行った時の担当の美容師さんの言葉で救われました。もしあの言葉がなかったらと思うとゾッとします。
いつも通りお店の椅子に座り、雑誌を見ているときに担当者が鏡越しに
「あれ?いま悩んでる?」
そうですね。実は色々あって仕事辞めたんです。
そうなんだ!じゃあ次のステージに上がってきたんだね!いいなー、ステップアップできるの!
そんなんじゃないんですよ。精神的に落ちちゃって辞めちゃいました。
でもここまで来てくれたってことは、昨日よりも強くなれたわけだからステップアップ!
この美容師さんの言葉全て前向きじゃないですか?社会人になって初めて心を傷つけられて、前向きになれない時に、こんなに温かくて前向きな言葉を受けたことが、衝撃すぎました。
間違いなくこの日は人生のターニングポイント
確かに、髪を切りに行った自分のほんの少しの勇気でしたが、そこに気付かせてくれた美容師さんの素敵すぎる言葉。
私たちは、毎日言葉を話したり、送ったりしてます。言葉には、温度があって、その言葉が一生忘れられない価値を与えてくれるかもしれません。
戦うな、逃げろ!大人のいじめが人生を狂わせた、あの日。
言葉は、使い方
言葉によって人生が変わることは、皆さんも知っているでしょう。好きな言葉や好きな曲の歌詞によって元気をもらったり勇気が出たりするのは、体温のような温かさがあるから。
人を傷つける言葉には、冷たさしか感じない。傷つける言葉を言っていいことなんて誰も思っていないはずです。いつか言っていた「言いたくて言っているわけじゃない」この言葉は本心だと感じる。
言葉一つで救えることを探しながら生きていきましょう。温かい言葉が世界中に溢れることを心から願っています。
鬱と診断されたわたしが、光を見つけるまで。
今回の作品はこちらです。
悩んだり
挫けたりすることも
ある
一歩前に
踏み出す勇気は
きっと誰にでもあるんだだって
みんな奇跡的に
この世に生まれてきたんだから。必ず明日は来る
明日は一歩前に進められるんだ
Love the life you live. Live the life you love.