あと何回、あと何日、あと何分
あの人との時間はあと何分?
結婚をして実家を離れ、親に会いにいく機会が少なってきた。変えるタイミングというのも、一年に2、3回程度。どこかで親はいつもあの家に居てくれていると思い込んでいる。
実際、あと何回会うことが出来て、何回言葉を交わし、何分一緒にいれるのか。
みなさんは、考えたことないですか?
自分もいい歳になり、親戚との付き合いも無くなってきた時に、会っていない親戚との時間は止まっているかのように思えてくる。
きっとあの場所で暮らしているんだろうなって毎年思っている。そう、思っているとやはり会わなくてもいいよねって思うんです。
そして、実際に会うのはお葬式だったりする。
人生の中で出会う人は限られた中で、『いつでも会えると思える人』はすごく少数だと思います。どこか自分がいつか帰れる場所だったり、いつでも受け入れてくれる人と思っている。
そんな大切な人なのに疎遠になっていいんですか?
年に1、2回しか会わない人との時間
年に1、2回ほどしか実家に帰らない場合、一年で親と一緒にいる時間は、たったの5時間。
年齢30歳、親60歳の場合、平均年齢を考えるとおよそあと30年。
自分の親との時間は、150時間。多いと思いますか?
日にちにするとおよそ6日。ちょっと寂しいと思いませんか。
親が元気なうちに、昔の思い出や感謝の気持ちを話すことが大切だと思います。
大切なのは、想うことじゃない
夏の夕方の雨が降ると亡くなった父を思い出す。毎年想い出す。それは昔の思い出じゃなくて、もっと話しておけばよかったという後悔。今更になって一緒に酒飲みたいと思うんです。
父が生きていた時も本当は、いつも思っていた。『親父、飲み行こうよ』って言いたかったが、結局言えなかった。
想うことは素晴らしいことだと思うが、伝えられない想いはずっとずっと胸の中に残り続けるんです。伝える相手が居なくなってもずっとです。
想うことは伝えなきゃ意味がない。それは間違いなくです。きっとその想いは、相手を幸せな想いに変える素敵な言葉のはずです。
今回の作品はこちらです。
もしあなたに
逢えることが
今日で最後だとしたらあの言葉が最後の言葉で
よかったのかな。
最近想うことですが
伝えきれなかった想いが
あったら後悔してしまうんだろうなって。
大切な人に伝えたい言葉は
ちゃんと伝えてますか。
あの言葉が最後でよかったのかな。