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残されてしまった母親に想いを伝えたい感動の作品とは?

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帰れない場所

instagramでこんなご依頼がありました。

疎遠になってしまった実家の両親へ、感謝の思いを作品にしてほしい。

大学入学を機に実家を離れて暮らしていた。卒業後東京で暮らすことになり帰省するタイミングはあったもののなかなか帰らなかった。帰れなかった。

父親は整備工場を経営しており、一人息子に自分の仕事を継いで欲しかったようで、整備の専門学校への入学を懇願していたが、反抗し東京の大学へ進学した。反抗なんて考えはなくただ親の言う通りの人生が嫌だったそうです。

それから父親とは話どころか顔を合わせることもなかった。

そうです。実家が「帰れない場所に」。

ガン告知が教えてくれた、あの感情。

なぜ想いを伝えたいと思ったのか。

30歳を迎えたご依頼者は、10年ぶりに母親から電話があり

「お父さん亡くなった。交通事故で。帰ってきなさい。」

何か触れられたくない想いの中、12年ぶりに帰宅し、父親の葬儀。

悲しいと言うより、心に穴が空いた感じだったそうです。

母親は終始泣き崩れ、その姿を見ていた息子はかける言葉もなく葬儀は終了した。

誰もいない整備工場、母親だけの実家。

息子から見たその景色は寂しすぎた。

「残されてしまった母親に想いを伝えたいんです。」

誰かの幸せを願える、そんな生き方。

今回の作品はこちら

ここは帰れる場所

葬儀を終えたご依頼者は、ひとつの大きな決断をする。

8年間働いていた会社を辞め、実家に帰ってきたのだ。そして父の居場所の整備工場を改築し

カフェをオープンした。

「父のこと知ってる人に来て欲しくてカフェにしました。」

母親への作品は、シンプルな言葉です。ここは帰れる場所。

実家を出てからもずっと帰れる場所だと思っていた。父親も母親も忘れた日なんてなかった。

この作品をきっかけに、親子の絆に触れさせていただきました。

帰れる場所があるって本当に幸せなことなんだって。

そしていつまでも帰ってこれる場所を守っていた家族の想いに感動しました。

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想いは伝えなきゃ伝わらない。

いま想っていることは、きっと誰を幸せをします。
ありがとうもおめでとうも言葉という形にしてほしいんです。
幸せは、誰かがどこかで生み出しているものです。
それがあなたであってほしい。
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この記事を書いた人

筆文字アーティストTakanoriKawasakiです。
SNSフォロワー6万人。月間PV50万達成。
今日が幸せに、明日が楽しくなる作品をお届けします。