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あなたの上司は【罪人】かもしれない。

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それは罪人のやること

いい流れ

コロナの感染者が減っていき、以前のような生活が出来始めてきました。新たな変異株が登場していますが、ワクチンや特効薬の明るいニュースも同時に流れているため、危機感が薄れてきているように思えます。これは、いい流れとも言えますね。

飲食店では、満席になり時間や人数制限なしで楽しんでいるお客さんで溢れている。見ているだけで嬉しくなってしまう光景だ。

コロナと共存していくことを受け入れた人間は強い。そしてこれからは、ポストコロナをどう生きていくかだ。

ラーメンと餃子、全部タダにした、とんでもない結果になった。

飲食店における問題点

飲食業に携わっていたせいか、店員の接客やメニュー構成、内装、外装が気になってしまう病気にかかっています。コロナ以前とコロナ後の飲食店のあり方、価値観が大きく変わってきたように思えます。

それはなぜか?

ある居酒屋の話

20坪ほどの焼き鳥をメインにした居酒屋。コロナ前は、近所のサラリーマンが仕事帰りに仲間と寄って終電まで飲んでいくような愛されているお店だった。赤提灯がお出迎えしてくれる昔ながらの居酒屋。

しかし、コロナ禍になり営業が出来なくなってしまったことで、存続が危ぶまれたが補助金のおかげでなんとか生き残った。

満を辞して緊急事態宣言後に、オープンを迎えた時、以前のお客さんは来なくなっていた。

居酒屋の店長は「仕方ないですね。コロナだもん。」

「しかたない。」

お客さんが来ないことはコロナのせい。だからもっと補助金をもらいたい、そんな考え方になっていたのだ。

すごく悲しいのは、被害者と思っていること。予期せぬ事態であるのは確かですが、そもそもお店で働いている理由は、なんだったのかを忘れている。何があろうと「仕方ない」なんて思ってはいけないんです。

自分が生きていくためにお店をやっているのなら、「仕方ない、やめよう」でいいです。でも、お客さんに喜んでほしい想いやお客さんに元気になってほしい想いで、お店を始めたはずです。

緊急事態宣言後、営業を始めたがお客さんが来ないことを理由に2ヶ月後に閉店した。

たった1ドルをあげただけでいじめがなくなった理由。


誰かのせいにするサービスマン

このお店が閉店した理由は、コロナではない。もちろん理由の一端はあると思いますが、お客さんが選ばなかったことが全てです。

いろんな制限下の中で、優先順位があってお客さんは行きたいお店を選択する。

このお店は、1日に来店するお客さんの数が最大で50名です。この50名の行きたいお店『第一位』にならなきゃ来てくれないんです。選ばれるために、そのお店はコロナで何をしていたのかということです。

「仕方ない」

そんな風に思っているお店は、誰も選ばない。だって何とかなるんでしょ?って思ってしまう。

残酷な話ですが、事実。


サービス業はスペシャルな仕事

Ai化が加速しレジや注文は、機会が行うような時代になりました。今までだったら、その業務には一人のスタッフが必要だったが、今は必要ない。かつスムーズに遂行するためお客さんはストレスを感じずに飲食を行える。

ということは、以前から必要なかったサービスだったということになりますね。

レジのスタッフは、伝票を預かり提示金額をお客さんにお伝えし、お金を預かりレシート渡して、お礼を言う業務でしたね。確かに必要ない。

注文を取るスタッフは、呼ばれた席に行き決まった注文を聞き、端末機でオーダーを打つのが業務。これも必要ない。

これらの業務は【作業】でしかないために、人は必要ないんです。【作業】ではなく【仕事】でなければ必要性は生まれない。

もしレジ担当のスタッフが、「いつもありがとうございます。明日もお仕事頑張ってくださいね。」と毎回伝えていたら立派なサービスになりませんか?

注文取るスタッフが、「今日のオススメは〜で、このお店に来ていただいたらぜひ食べてほしいです。」と言われたらサービスになります。

お客さんにとっても、お店にとっても「必要性がない」業務は無くなっていくんです。

これは「仕方ない」ですか?

ちょうど今、コメダ珈琲店でブレンドコーヒーを飲みながら書いていますが、いつも気持ちの良いサービスをしてくれます。

メニューを見ずに「ブレンドコーヒーください。」と言うと、スタッフはなんと言うでしょうか。普通であれば、「ご注文繰り返します、ブレンドコーヒー。以上でよろしいでしょうか?」と言うでしょう。

でもコメダ珈琲のスタッフさんは、「いつもありがとうございます。ご用意させていただきます。」と言ってくれます。皆さんは、どっちのお店に行きたいですか?

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サービスが死ぬのも教育次第

先ほどの比較でも分かるように、サービスによって仕事が奪われるのです。必要性を奪ったのは、お客さんではなく、お店自身だった。レジにも、注文にもサービスを与える事が出来ずに人を雇っていたのだ。

よく飲食店で食事をしていると、スタッフの仕草や言葉遣いに絶望を感じる事が多い。と言うより多くなった。以前に一度、スタッフの行動を指摘した時に、店長から言われた一言に愕然とした。

スタッフは、生ビールを3つトレンチ(お盆のようなもの)に乗せて提供していた。そのトレンチから生ビールをお客さんの前にジョッキの上部(口をつけるところ)を持ちながら置いていった。

なかなかひどいですよね。これを指摘したところ、店長が来て謝罪すると思いきや

「このような居酒屋でサービス求めないでくださいよ。100円ショップで品質求めませんよね?」と言ってきたんです。

どうですか?この現状。ひどすぎる。。。

この店長のもとで働いているスタッフにも人生があって、少なくとも大切な時間を費やし、肉体や精神的な疲労を与えながら働いている。しかし、その経験は社会では何の役にも立たないもの。

そして本人は、『サービス業経験者』として社会に出ていくことになる。その後、恥をかくことは明確ですね。

この店長は、人の人生を変えてしまった【罪人】です。

継続は、力なりはウソだった。

戦っている人たちへ

コロナを経験し、お客さんにとって何が大切で必要かを命がけで戦っている人がいます。必要ないって思われてしまうサービス業が、生き残り以前よりたくさんの人を勇気付けて、笑顔にする素敵な仕事だと言うことを伝えて続けてほしいと思います。

そして、大切なスタッフの人生時間を預かっていると言うことを忘れないでください。無駄な経験は、そんな理由があろうと「悪」になるのだから。



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この記事を書いた人

筆文字アーティストTakanoriKawasakiです。
SNSフォロワー6万人。月間PV50万達成。
今日が幸せに、明日が楽しくなる作品をお届けします。