ロープレは、やりたくない、でも避けられない。
ロープレとは
営業や販売職で仕事のクオリティを高めるために、よく研修時に行われるのがロープレ(ロールプレイング)。研修時には、必ずと言っていいほど出てくるものですが、「やりたくない」「必要ない」と言う人が本当に多いですね。
しかし、目的を持って行えばかなり効果的でもありますので、嫌いになるのも好きになるのもロープレを知ってから判断してくださいね。
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ロープレの目的は
ロープレの目的は、スキルアップです。営業現場や販売で体験することを想定し、会話や動きを実際のケースに合わせて行います。自分の課題を明確にするために効果的です。
「role」(役割)「playing」(演じる)、「役割演技」と訳されますが、文字通り演技をしていきます。
こんなロープレがあります(業界別)
接客ロープレ
接客ロープレとは、販売員役とお客様役を想定し、実際に販売員としての会話、動きをロールプレイしていくこと。実際に起きる事態や業務を想定し、販売員がお客様に対してどうのようなアプローチをするのかを見ていきます。
営業ロープレ
営業ロープレとは、現場を想定した提案ロープレが多いです。お客様との商談内容をロールプレイする場合が多く、自社の紹介や商品の紹介、お客様への様々なヒアリングを行い、具体的な解決方法を提案していきます。
研修ロープレ
研修ロープレとは、新入社員が実務経験に入る前に行うロールプレイです。社会人としての基礎になるビジネスマナーやチームでのコミュニケーションを促したりするために行います。
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2つのロープレ
ケースシューティングロープレ
様々な状況を想定し行うロープレです。お客様の年齢や職業や業種、課題などの条件を細分化し、実際の現場に近づけて行います。
ロープレ後は、お客様目線の意見やセールストーク、動き、クロージングなど上司や先輩がフィードバックを行います。自身の強みや弱みがわかりますので効果的です。
トラブルシューティングロープレ
実際過去に生じた問題を課題にし取り上げるトラブル解決型のロールプレイング。問題解決するための考え方や自分の役割を想定し、実際の対応を確認することで、課題を明確にするために効果的です。
ロープレの3つのメリット
▪️個人の課題が見つかる
ロープレでは、実際に起こりうる事態をに合わせて行うため、個人の課題を細かいところまで見えやすくなります。お客様の前に出る前に、個人の弱みがわかる。
▪️短期間でスキルアップ
限られた時間内で効果的にスキルアップができるのがメリット。空き時間や細かな課題を限られた時間で行えるため現場教育では、必須となります。
▪️コミュニケーション能力アップ
お客様と話すことに苦手意識がある場合が多く、商品の説明などで『頭が真っ白』になってしまうことを避けるために、繰り返し話す練習を行います。この能力は回数と比例するので、やればやるほどアップしていきます。
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ロープレの2つのデメリット
ロープレのやり方によってはデメリットが生じる可能性がありますので、確認していきましょう。
▪️ロープレに慣れてしまう
ほぼ毎回同じ顔ぶれのロープレは、緊張感がなくなりナアナアになってしまう。緊張感がなくなると本来の目的からずれてしまい、課題も見つけづらくなってしまう。
▪️新しい課題が見つからない
ロープレ内容が同じだと新しい課題が見つかりにくいです。必要に応じて内容や方法、ロープレの相手などをリフレッシュする必要があります。違った角度で見ることも必要で、スマホなどで自分のロープレをムービーで撮るなどで新たな課題を見つけることがオススメです。
ロープレの活用
メリットとデメリットを見ていきましたが、新人社員やスタッフへの教育の目的やビジネス基礎マナーを実務で応用できているかを確認できるので大変効果的ですね。
目的をしっかりと持つことによって生産性も上がるので、「なんのために」やるのかを明確にしていきましょう。
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