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たった1ドルをあげただけでいじめがなくなった理由。

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価値をつけるもの

身の回りのものを見てみよう。スマホやテレビ、飲んでるミネラルウォーターや着ている服には価値があって値段が決まっており、私たちはお金を払って手にしている。

金額に対して納得しなければ買わないし、商品の価値が金額として生まれた時から認識していることになんの違和感も感じていません。

100円均一のボールペンと10000円のボールペンの価値なんてわかりませんよね。ブランドだから書いた文字に価値が生まれるわけでも無い。価格が価値になっている世の中という事です。

いじめを解決した価値観の話

ニューヨークで心理学者が行った実験。

黒人の子供が毎日5人の白人の子供にいじめられている様子を見ていたところ、解決に踏み込んだ。

これは、臨床実験でありオススメするものでは無いのでご理解の上、ご覧ください。

1日目:観察

黒人の子は、5人の白人の子逹に囲まれ石を投げつけられている。言い返すこともなくただただ一方的にいじめられている。30分後、円の中央で膝を抱えながら丸まり動かなくなったところで一同は解散した。

2日目:聴取

1日目同様、30分後にいじめは終わり解散しようとしたところ、話しかける。「君たちいつもあの子をいじめているけどどうして?」

答えは、「黒いから」「みんながいじめているから」

3日目:実験開始

いつも通りいじめが始まる前に5人の白人の子供に話しかける。「今日もいじめるのなら君たちに1ドルあげるよ」

30分後、1ドルを受け取った5人の子供は、喜んで帰っていった。

4日目:実験

この日も同じように、いじめが始まる前に1ドルを渡す。喜んで帰る5人の子供たち。

5日目:実験

いじめが始まる前に、白人の子供たちはこんなことを言ってきた。

「今日も1ドル貰えるよね?」1ドルを渡しいじめを終えた。

6日目:最終実験

前日と同じように、いじめが始まる前に「1ドル貰えるよね?」と話しかけてきた。しかし、この日はこんなことを口にした。

「君たちにいじめを見てきたけど、何も面白いことないね。だからこれからは1ドルはあげられない。」と言って帰った。

7日目:検証

いつものいじめの現場にいつもの時間に行ってみたが、黒人の子と白人の子たちの姿はなかった。周りの住民によると前日からいじめは無くなったようです。

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なぜいじめは無くなったのか

毎日1ドルずつを渡しいじめをさせていたことで、いじめは1ドルの価値しかないと決めたから。

いじめ=1ドル

いじめていた子供は、お金をもらった瞬間から1ドルを貰うためにいじめを行うようになっていたのだ。そしてお金をもらえないとなるといじめに価値がないと思い込んでしまった。

「黒いから」「みんながいじめているから」という理由でいじめをしていた子供たちが、お金を貰うためにいじめをする理由にさせたことが、いじめを行わなくなった要因。

ため息が減らないから魔法を使った。

いじめの現状は

文科省は2021年10月に発表した問題行動・不登校調査で、2020年のいじめの認知件数が前年度比で約10万件減の51万7163件だったことがわかった。新型コロナウイルスで子供同士の接触機会が減ったことが要因とみられる。しかし一方で、ネット上のいじめは過去最多となっており、家庭や学校での管理が必要とみられている。

ネット上のいじめ

いじめの認知件数が減る中で、パソコンやスマホでの誹謗中傷などの「ネットいじめ」の件数は増加している。20年度は1万8870件で過去最多を更新。特に小学校で増加しており、20年度は前年度から約1800件増の7407件に達している。

そして深刻なのが、スマホや端末での「ネットいじめ」で高校での授業中に使用する端末でのネットいじめは深刻です。授業中はネットが使い放題であり、先生に隠れて友達同士でチャットで会話を行っており、悪口の言い合いやクラスメイトの誹謗中傷をしながら楽しんでいるという。授業の終わりには会話履歴をすべて削除し証拠隠滅を謀る。

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いじめの現場には大人は無意味

自分の知らないところで悪口を言われたり、秘密をバラされたり誹謗中傷を受ける背景には、大人の無力さが露呈される。相談しても解決にならなかったり、フェアではない評価をする教師や大人は、自分のコミュニティーから排除するのだ。

「大人は、関係ない」そんな言葉を口にする子供が圧倒的多数である現状を理解しなければならない。責任感の強い子供に限って自分で解決しようとするため、取り返しのつかない結末を迎えるケースも多い。

ahamo

価値のある人には

いじめに価値がなかったら、いじめはしなくなる。自分に価値を求めていじめをする人、大人に価値をつけてコミュニティーから排除する人、価値を与えることができない大人、生きてる価値を感じれない人。

私たちは、時間やお金を費やすのに価値を大切にする。損をしたくないのはみんな同じことであるのなら、いじめには価値がないということを大人は唱え続けなければならない。大人が発する言葉には子供の未来を変えてしまう責任とパワーがあるということ忘れてはいけない。

心臓が動いている以上、関わる人を守る使命があるということ、もう一度考えていきましょう。

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大切な人への「想い」を筆文字ポエム作品に致します 世界でたったひとつの作品が人生を変える



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この記事を書いた人

筆文字アーティストTakanoriKawasakiです。
SNSフォロワー6万人。月間PV50万達成。
今日が幸せに、明日が楽しくなる作品をお届けします。